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第110回   服に関する記述

学生のころ、心斎橋筋から近い中華料理屋さんでバイトをしていて、
いつも大丸のショーウィンドーを眺めるのが好きでした。


大丸のショーウィンドーはいつも私好みのものを飾っていて
だから私と大丸は相性が良い、などと思っていました。


特に好きなのは、クリスチャン・ラクロワの服で
いつかこういうのが似合う大人になるゾ
と思っていました。


そして時は過ぎ、どう考えても大人の年令になり、
そんな高価な服なんか買えませんけど・・
という現実に気づいたのでした。


服はまだ、歩き方と姿勢でどうにでもなるものだと思いましたが
上等な靴は
歩きやすいのと見た目が抜群なのとを両立しています。


これは、たまたまリサイクルショップで
冗談みたいな値段で買った靴が
抜群に歩きやすいので調べてみたら
セルジオ・ロッシだったので分かったことです。


靴に7万もかけるのは私の現実では酔狂だけど
このままでは「どうせ買えないし・・」と
憧れの洋服屋さんに入れなくなってしまう!と思い

「素敵な洋服は素敵だが、私のほうが主役だ」

というふうに考えを変えました。


それで、お財布の中身がどうであろうと
ウィンドーショッピングはして、
鏡に合わせて似合っているように思うと

「こんな素敵な洋服が似合う素敵な私。ホホホ・・(高笑い)」

という遊びを開発したのです(笑)。


この遊びだと、身分違いの高そうなお店でも
どうどうと入って行けます。
お店に入る時の、自分にかける気合も愉快なものです。
お試しあれ♪


それからというもの、
服屋さんに入ることは
その服を作った人の心意気との対決になり、
道場破りのような気分に。


この遊びのルールは
誰が着ても素敵になれる服ではなく
服にとっても私をひつようとしている・・
と思う服を探す、ということです。
お財布の事情で買えなくても、自分のテンションは下がりません。


ところで、今の季節
お世話になってる服は
友達のOさんからの頂き物が多いのです。
(ありがとう!!)

心意気という言葉を聞いて、思い出す女性はOさん。

とても着やすい好きな服ばかりで
着るたび彼女を思い出すしで嬉しいのですが
Oさんが古着屋さんで見つけたものも多いのです。

ということは

古着で今も現役ということは
質が良いからだよなあ。

古着屋さんでしっかりしてる服は
かっこいいなあ。
(職人のおじいさんみたいで)

そういえば古着の似合う私の友達はかっこいいなあ。

服にも魂がこもってるんだなあ。

今月は服にはビタ一文出せないけど
今日は好きな服屋さん覗いてみようかなあ。










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